今日もパソコンを打っているあたしに、なかなか笑いがこみあげてくるあたしです。
友達のブログを読みながら、ふと、中学の同級生「まるくん」のことを思い出した。
「まるくん」
まるくんは、あたしが小学校の時転校してきた男の子。
苗字に、「まる」がついてるせいもあったけど、その当時、まとまる君という消しゴムが流行ったことと、そしてなにより、「まるくん」という響きにあった髪型をしていたから、まるくんっていうあだ名がついたんだとあたしは思う。
ぜんぜん仲良くなかったんだけど、一時瞬間的にめちゃくちゃ仲良くなったことを思い出した。
中学二年の終わりのころだ。
同じ班になったのだ。
まるくんの机には、いっつも大量のワープロで打たれた環節紙がはいっていた。謎におもってたけど特に突っ込んだりしなかった。と言うより、あんまり仲良くなかったから話さなかった。
ある日、後ろの席の子に「のっく!これ読んで!めちゃくちゃ楽しいからっ!」←(このころすでにあたしのあだ名は、五割方のっく!)
読んでみると、あたしの身の回りで起きてる些細なことが、アドベンチャーかつサスペンス風にかかれてるじゃぁないかっ!!
おもしろい!
このおもしろいものを書いていたのは、まるくんだった。
まるくんと話すようになったのは、この時から。
あたしは、もっともっと書いてとせがみまくった。まるくんは月曜日に新しいものを書いて持ってきてくれた。
また、まるくんは、旅好きでよく男の子達と土日で山登りや、サイクリングに行っていた。
そーゆー時は、月曜より少し遅れて、いつもより長編の、とびきりおもしろい番外編を書いてくれた。
あたしは、その頃初めて読むことのおもしろさ、を知った。
まるくんのおかげだ。
そしてあたしは・・・・
中学二年の終わりに・・・・
遅いのか、早いのか、・・・・
なぜかわからないけど・・・・
怪盗ルパンにはまった。
黙って家の部屋の隅っこでただ黙々と読んだ。
そりゃもう親も心配したことだろう。
漢字の読めない子が本を見つめて数時間うごかないっ!つって。
その後、まるくんとは、クラスが別々になりまた話さなくなった。
まるくんの作品は、日常を楽しくスリルに味わえる世界をたくさん教えてくえた。そしていつもハッピーエンドだった。
人によってハッピーエンドは、違うけど、まるくんのはいつもの日常に戻るきがした。